稽留流産の経緯
妊娠8週目頃の心拍確認(2度目)で心拍が確認できず、稽留流産と診断されました。
胎嚢4cm、胎芽1cmでした。
手術を予定していましたが、手術の5日前に夫がコロナを発症。
この時点で心拍が止まってから約3週間経過していましたが、腹痛や出血は全くありませんでした。
濃厚接触者になったため、手術は延期に。
「もし手術までに出血が始まった場合は、自宅で自然排出してください」と病院に言われました。
他の方の自然排出の体験談を読むと、かなり辛くて病院へ駆け込んだと書かれている方もいらっしゃったので、自分はもしそうなってもコロナで病院へ行けないんだ…と思うと、不安でした。
(結局、この心配は杞憂に終わりました。)
念のため、病院と保健所に「コロナ濃厚接触者や陽性者でも緊急でかかれる産婦人科はありますか?」と尋ねたところ、病院からは「ないです。自宅で様子をみてください。」、保健所からは「把握していません。大量出血の場合はかかりつけの病院に連絡を。」と言われました。
えっと、だから大量出血で病院に電話しても、診てもらえないんですよね?その場合はどうなるの???
不安でいっぱいでした。
自然排出&コロナの経過
夫が発熱して5日後、手術を待っている間に私もコロナを発症しました。
と同時に、腹痛と出血も始まってしまいました。
妊娠してからずっと腹痛も出血も全くなかったので、
「赤ちゃんの帰る準備ができたんだな」と思い、寂しくなりました。
以下、コロナと自然排出の同時進行の記録です。
1日目
コロナ:夕方から喉と鼻の間に変な味がする
23時 発熱38℃
流 産:日付が変わってから腰がだるくなる
午後から茶色おりものが出始める
2日目
コロナ:終日38℃台 他の症状なし
流 産:朝から茶色出血→昼から赤黒い出血
生理1日目程度の量
23時 生理痛が重くロキソニン服用
3日目
コロナ:0時 ロキソニンで一時的に解熱
日中は38℃台
喉の痛みとかゆみ、咳、痰が少し
流 産:0時 ロキソニンが効いて腹痛はない
普段の生理では深夜は出血しないが、
0時~3時は生理2日目の量が出ていた
いつ排出されても良いように、
トイレと寝室にタッパーを置き、
寝室の床にゴミ袋を敷き詰める
3時 寝付けないでいたところ、
ハンバーグの種のような形の白い構造物と
レバー状の小さな塊を排出
夜用ナプキンいっぱいに血と塊がのっていた
その後すぐに生理4日目の量に
生理痛もなくなる
日中はほぼ出血なし
排出物は冷蔵保存(病院の指示)
4日目
コロナ:終日37.5℃〜38℃
咳がひどく、唾を飲み込むと喉が痛い、
両方の鼻づまり
流 産:生理4日目の量
たまにドロッと粘り気のある出血
5日目
コロナ:両方の鼻がつまっていて寝付けなかった
咳、喉の痛み
熱は下がった
流 産:生理4日目の量
先にコロナ療養を終えた夫に
排出物を病院に持って行ってもらう
6日目
コロナ:鼻づまりが少しマシ
咳、喉のかゆみが継続
深夜に咳がひどく眠れない
流 産:生理4日目の量
7日目
コロナ:鼻づまりはほぼ治った
咳、喉のかゆみが継続
深夜に咳がひどく眠れない
流 産:生理終5日目の量
8日目
コロナ:咳、喉のかゆみ
流 産:生理5日目の量
9日目
コロナ:咳、喉のかゆみ
流 産:生理5日目の量
10日目
コロナ:咳、喉のかゆみ
流 産:ほぼ出ていないが少し出血
11日目~14日目
コロナ:咳、喉のかゆみが完全には消えない
流 産:ごく少量の出血が14日目まで
私の場合、流産の出血は、塊が出た時を以外は生理と同程度の量がダラダラと続くのみで、大量出血でトイレに籠ることもなく済みました。
腹痛も、良いタイミングでロキソニンを飲んで対処できたので、苦しまずに済みました。
コロナで発熱している中での自然排出でしたが、何事もなく出てきてくれて助かりました。
精神的には、稽留流産の診断を受けてからお腹の中にいたときよりも、いざ排出されてからの方が喪失感を感じたような気がします。
心拍が止まっていると分かってから3週間、一緒に過ごしてきた子は、ついにお空に帰りました。
お空でみんなと楽しく過ごしてね。